インリン・オブ・ジョイトイの平和への願い



「WORLD PEACE NOW」

 ( 2006年3月18日・日比谷野外音楽堂)にて流された

 インリンのメッセージ全文;

こんにちは、タレントのインリン・オブ・ジョイトイです。

今日は前から決まっていた仕事があり、残念ですが、会場に行くことは出来ません。

また、ビデオモニターがないと言うことなので、声だけの参加となりました。

私は20年近く日本に住み、平和な日本と、知性的で心暖かい日本人が大好きです。

私のような仕事をしていると、やっぱり、繊細で気配りのある日本人との活動が、

一番ストレスなく、理解し合い、充実して行えます。

私はこれからも、平和を愛する日本人と平和な日本で仕事を続けて生きたいと願っています。

さて、私は中華系の外国人なので、台湾や中国の人々、他のアジアの人々が、日本のことを

どう考えているのかに、とても敏感です。

最近心配なのは、歴史の事実と、日本の若い人達の知識に大きな落差があることです。

私は、過去に日本が行った侵略戦争の責任が、今の若い人達にもあるなんて思ったことは

ありません。

ただし、過去の悲惨な事実から目をそむけることはやめて欲しいんです。

そして、軍国主義的な、過去を正当化するねじ曲がった大人に洗脳されて欲しくありません。

侵略された側の人々やその子供たちは、今も生きているんです。

日本の若い人達が「知らない」「関係ない」「事実ではない」と言ってはダメなんです。

過去、日本の権力者や軍隊がどれだけ悪いことを行ったか知っていることは、つまり、今、

そして、将来の平和へとつながっているんです。

第2次世界大戦が終わった時、日本は過去の侵略戦争を反省し、

二度と戦争を起こさないという誓いをたて、世界平和に貢献する国として、

新しく出発しました。

それは、人類に誇れるすばらしいことだと思います。

戦後も、世界では戦争が絶えず行われて、数えきれない人々が犠牲者に、そして加害者に

なってしまいました。

21世紀の今、20世紀を振返れば、戦争の悲惨さそして人間の愚かさが、よくわかります。

武力は悲劇を生み、軍隊は国民を守らない、戦争は権力者の利益の為だけに行われ、

正しい戦争などあり得ない・・・と言うことです。

ブッシュは「サダム・フセインは大量破壊兵器を隠している!」と言いました。

・・・でもそれは嘘でした。

ブッシュの嘘のせいで、イラクでは無数の家族に悲劇が生れ、多くの罪なき人々が犠牲に

なりました。

今、日本では、過去の侵略戦争を正当化し、美化し、仮想敵国からの攻撃の可能性を煽り、

日米安保を重視し、自衛軍創設を進めようとする動きがあります。

私には、こうした動きとブッシュの嘘が同じレベルの思考回路から

発生しているようにしか見えません。

若い政治家が、あまりにも幼稚な行動と発言をする日本の国会です。

民主党と自民党の足の引っ張り合いのレベルでなら、バカだな〜と笑っているのも

ヨイですが、こういうレベルの政治家たちが、「在日米軍は必要だ!」

「日本は軍備を増やさなければいけない!」「平和を守るのは軍隊だ!」

・・・と言うのはとても恐ろしいです。

平和を、政治の力、政府の外交の力、つまり、人間の知性と理性で守る

・・・というのが政治家の仕事です。

アメリカの嘘を信じ、アメリカの言いなりになり、軍事力に頼ろうとする彼らは、

政治家とは言えません。

武力を優先するのは、ただの憶病者です。

自らの政治能力に自信がないだけです。

平和を築く道はたった一つ・・・対話と理解と柔軟な「外交努力」です。

日本は今こそ、全世界の平和のリーダーとして、非武装・中立の

文化国家をめざすべきです!

先ず、ブッシュの嘘と権力欲から始まったイラクへの侵略戦争に手を貸さないこと!

そして、アメリカとの軍事同盟をやめ、すべてのアメリカ軍を日本から出すこと!

武力が平和を守るなんて嘘にだまされるのはやめましょう!

人間の知恵を、平和の為に使いましょう!


http://www.worldpeacenow.jp/



2006年8月11日発売「「週刊金曜日」」

 インリンの寄稿全文;

 

すべての日本人が知っているように、日本の憲法には『いかなる宗教団体も、

国から特権を受け、又は政治上の権力を行使してはならない。国及びその機関は、

宗教教育その他いかなる宗教的活動もしてはならない。』と書いてあります。

私は何も信仰していませんし、神が存在するとは考えていません。

でも、他人が、平和的な信仰を持つことは他人の自由なので、その権利は守られるべきだと思います。

ただし、この憲法の部分を冷静に読めば、単純に一つの宗教施設である靖国神社を首相が参拝するのは

許されない事、政府や公務員は特定の宗教観によって生み出された「英霊」に対し公的立場で

祈ってはいけないことが明確です。

靖国神社が侵略戦争を賛美しているとか、私が侵略された側の外国人であるという事とは

まったく関係なく、私は「日本の首相が日本の憲法を守るのは当たり前の事だ。」と思います。

アジアの、そして日本の、すべての戦争犠牲者を平等に追悼し、平和を願い、過去の日本の侵略戦争を

反省するのであれば、すべての人達が集える無宗教の追悼施設を作って下さい。

政府や公務員はそこで平和を願えば良いのですし、一般の人々はそれぞれの想いで、それぞれの場所で

8月15日を過ごせば良いんです。

国家権力が一つの宗教に偏るのは恐ろしい事なのは人類の歴史が証明しています。

日本の平和憲法は、世界に誇れるものである事を日本人は忘れないで下さい。

エロテロリスト インリン・オブ・ジョイトイ



以下の画像は、平和反戦活動に限り御自由にお使い下さい;